空に消えていった打ち上げ花火

最後の文化祭が終わった。

後夜祭、ライブを終えた後すぐにグラウンドに行った。
ライブはベースがいないし照明は落ちるしボーカル御地だしやってる側としては最悪だった。
が、観客は意外にも盛り上がってくれたから気持ちよくできたかな。

グラウンドの方ではフォークダンス・主張・泥かけ・花火の順で進行。
行ったときにはフォークダンスが終わるところだった。
気づいたんだけどフォークダンスって楽しい。みんなで踊るのって楽しい。
そして主張だ。
隣のクラスの男子が「Y島！Y島！」コールされて仕方なくステージへ・・・
結果は振られてしまったが、その後2人で話して結局付き合うことになったそうだ。
女の子の方に俺からも前から「付き合っちゃえば？」なんて言っていたが拒否していたのに。
「顔が嫌」とか「優しすぎる」とか。
お幸せに。（むふふ

そして2人目、1年生の女の子だ。ミスター候補に選ばれた男に告白。
結果は×
まぁあと2年残っているわけだし頑張れ。

ラスト3人目、3年生の男。俺だ
主張が始まった時から役員の友達に「行けよ！」ってずっと言われていたが拒否していた。
花火の時に告白するつもりだったし、こんな公の場で告白する気は毛頭なかった。
がしかし、「男だろ？」なんて言われてもう後に引けない状態。
そして何より応援してくれている友達に申し訳ない気がした。

2人目が終わった時点で時間がないと言っていたが司会の人も応援してくれていたので上手く流れを持っていってくれた。

そして俺はステージへ。

「時間が押しているところすみません。
　告白します。（観客：うおおおおおおお）
　3年×組のχさん
　（ものすごく恥ずかしそうにステージへ・・・）」

あまり書くとアレなので省略するが。結果はOKであった。
彼女居ない暦17年にピリオドが打たれた。

その後の泥かけは彼女が風邪をひいていたので見学。
おめでとーなんて言いながら数人にもみくちゃにされたり、本当に楽しかった。

そして最後の花火だ。
ステージに上がって一緒に見た。彼女の友達もいたけど。
まだ辺りは明るくてムード半減っぽかった。
でも隣に好きな人がいるってだけで100倍ですよもう。

花火が終わるとみんなをステージの周りに集めて閉祭式。
泣いた。周りの目を気にせず泣きまくった。
役員のみんなが一般の生徒に呼びかけをしているときも泣いた。
俺が一番泣いていたかも試練・・・。
世界の中心で愛を叫ぶぐらい泣いた。本当に泣いた。

この7月10日という日は絶対に忘れない。